1.骨密度と骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
骨(骨量)は体の成長に伴い重みを増し、20歳頃に最大となります。その後40歳頃まで一定に維持されますが、加齢につれて徐々に骨が軽くスカスカ(骨密度の低下)になっていきます。このように骨がスカスカになった病態を「骨粗鬆症」と言います。これは転んだだけでも骨折してしまうような病気です。特に女性の骨密度は男性に比べて低く、閉経を迎えた女性の場合は女性ホルモンが欠乏することで一段と骨密度の低下が加速します。また、最近では、若い女性の中に過剰なダイエット(カルシウムの摂取不足)、不規則な生活(長期間の卵巣機能不全)、運動不足(骨形成刺激の不足)などにより骨密度の低下を引き起こしやすい環境にある方が多く見受けられます。 そこで、「骨粗鬆症」を予防するためにも、まず自分自身の骨密度を知ることが大切です。そして、生涯しっかりとした骨を維持するために若い時から太く強い骨をつくっておくこと、40歳を過ぎたら骨の衰退をできるだけ食い止めるための努力をしましょう。
2.骨密度を測ってみましょう
私たちは、学生・職員を対象に下記の日程で骨密度測定を行っています。
毎週火曜日  受付時間11:00〜11:30  5名様まで
※但し、健康診断等があるときは実施しておりません。
※職員の方は検診カード番号(保険証番号)が必要です。

3.測定は簡単です 痛みは全くありません 
まず、スタッフがあなたの学生証番号(検診カード番号)、氏名、生年月日等を入力します。
次に、素足(通常は右足)になり、測定器にのせていただきます。
1分ほどで終了です。痛みはまったくありません。プリントされたデータをお持ち帰り下さい。
4.測定(判定)結果をお知らせします
結果は若年成人時の平均(Young Adult Mean,YAM)の音響的骨評価値で判定します。
<判定の見方>  ※測定結果は「目安」としてお使いください。
基準値 結果説明
YAMの80%以上 骨強度は現在のところ正常です。
YAMの70〜80% 骨強度は低下しています。食生活及び生活習慣の改善が必要です
YAMの70%未満 骨強度はかなり低下しています。医療機関の受診をお勧めします。