How to COVID-19感染対策 マスクと手洗い編
  COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大で、今まで自分が行ってきた感染対策が正しいか不安に思う方が多いかと思います。感染予防にはマスクと手洗いが効果的といわれていますが、実際に正しい方法で実施できているのでしょうか?マスクと手洗いに関する知識が正しいのかを確認します。
【マスク】
    1. マスクが手に入らない!ハンカチで代用する。正しい?誤り?
     正しい方法です。市販のマスクにこだわらず、ハンカチや手作りマスクで代用しましょう。
      このときのポイントは、ハンカチまたは手作りマスクで鼻と口のどちらも覆われていることです。鼻と口がきちんと覆われていることで、マスクの感染予防効果と咳エチケットの効果を最大限に発揮することができます。プリーツマスクは顎まで覆うことが出来ます。

    2. 布マスクは洗濯機で洗ってよい?正しい?誤り?
     誤りです。洗濯機で洗うと繊維が壊れてしまい、マスクの感染予防効果と咳エチケットの役割を果たすことができなくなってしまいます。正しい洗い方について、紹介します。
    注意点
     なるべく、1日1回、自分のマスクだけで洗いましょう。マスクをきちんと乾かす必要があるため、2枚以上のマスクを使いましょう。 洗い終わったあとは、手を洗いましょう。
     経済産業省と厚生労働省がマスクの洗い方について、動画を配信しています。
    (経済産業省/厚生労働省「布製マスクの洗い方」
    https://www.youtube.com/watch?v=AKNNZRRo74o&feature=youtu.be)

    3. 使い捨てマスクに向きがあるのを知っていますか?正しい表側はA?B?
     正解はBです。マスクを顔と密着させることで、ウイルスの侵入を減らし、咳エチケットとして他者に感染を広げない役割を果たすことができます。
      マスクは顔と密着するように設計されています。そのため、鼻の形になるようプリーツが下向きになっています。表裏が反対向きになることで、マスクと顔の間に隙間が出来てしまい、感染予防効果が落ちてしまいます。
      ゴムバンドは表側と裏側についているものどちらもあります。医療用マスクは表側、家庭用に売られているものは裏側についているものが多いです。手元にマスクがあれば、向きを確認してみてください。

    4.マスクを捨てる時は小さく折りたたんで捨てるのは、正しい?誤り?
     誤りです。なるべくマスクの表面を触らないように、ゴムバンドの部分のみに触って、ごみ箱に捨てましょう。
      マスクには、見えない汚れやウイルス等が付着している可能性があるため、ゴムバンド以外には触らないようにしましょう。マスクを外したあとは必ず手洗いや手の消毒をしましょう。
【手洗いと消毒】
    1.手を洗うタイミングは帰ったときだけで良い。正しい?誤り?
     誤りです。もちろん、外から帰ってきたときの手洗いは大切です。しかし、自宅にずっといるから手洗いを行わなくてよいというわけではありません。
      調理前、食事の前後、咳やくしゃみをした後、トイレの後、外にあるものを、不特定多数の人が触った物(現金等)、帰宅したとき等、こまめに手洗いを行いましょう。
      手洗いをするときは、水だけではなく、ハンドソープを用いて、15秒間以上手を洗いましょう。親指や指先、爪の間、指の間などの洗い残しが多いです。意識して洗いましょう。
    厚生労働省が、手洗いの方法について動画で紹介しています。
    (厚生労働省「正しい手の洗い方」https://www.youtube.com/watch?v=Eph4Jmz244A)
     現金は不特定多数の人が利用しています。電子マネーなどを利用するとよいでしょう。

    2. アルコールで手の消毒、手が濡れていた方が、効果が高い。正しい?誤り?
     誤りです。アルコール消毒液やジェルは、乾く段階でウイルスの感染力が弱まるといわれています。手洗いと同じように手のひら、手の甲、指、指の間、爪の間、手首とアルコールをすりこみましょう。
      正しい手洗いや手の消毒については厚生労働省のホームページでも紹介されています。
    (厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/content/000501122.pdf)